ホテルディナーで覚えておきたいNG行動

食事が来ているのにナプキンがそのまま

コース料理をいただくようなホテルや高級レストランでのディナーでは、ある程度のマナーを守ることが大人のたしなみです。
周囲の人に不快な思いをさせないためにも、基本的なマナーを押さえておきましょう。

一つ目のテーブルマナーは、飲み物や食事が来るまでにナプキンを膝の上に置いておくことです。
食事や飲み物が届いているにもかかわらず、ナプキンをお皿の上におきっぱなしにしておくのはNGです。
ウエイターさんが来てから、「ナプキンを膝に置いてください」と言われると少し恥ずかしい思いをします。
オーダーをしてから、飲み物が来る前にナプキンを膝の上に置きましょう。

しかし、席についてすぐにナプキンを膝に置いてしまうと、ウェイターさんを焦らせる合図になるため注意しましょう。
ナプキンを膝の上に置くときは二つ折りにして、折り目がある方を自分側にして乗せるのがマナーです。

使い終わったナイフ・フォークを戻す

料理を食べ終わった後、使い終わったナイフやフォークをどこに置けば良いか迷ったことがある!という方は多いでしょう。
使い終わったナイフやフォークは、元の場所に戻す必要はありません。

テーブルの上などに置いてしまうのもテーブルを汚す原因となり、マナー違反となるので要注意です。

食事が済んだら、ナイフやフォークは食器の上に戻すだけで問題ありません。
これは「食事が終わりました」という合図にもなり、ウェイターさんが食器を下げてくれます。

ワインを自分で注いでしまう

テーブルを担当するウェイターさんがいるようなレストランやホテルでは、基本的に自分でワインを注ぐことはありません。
ウェイターがワインの減り具合を常にチェックしているため、少なくなればすぐにやってきて、ワインを注いでくれます。
早く欲しいからといって自分で注ぐのはマナー違反となるため、注意してください。

グラスが空になってもウェイターさんが来てくれない場合には、軽く合図をすればすぐにきてくれるはずです。
ウェイターさんにお任せして、頼んだワインを自分で注がないようにするのがマナーです。

ナプキンの汚れが周囲から見える

ナプキンは、汚れてしまった口元を拭くために使うことができます。
しかし、拭いて汚れてしまっている部分が周囲から見える状態で放置するのは、マナー違反です。
膝の上にあるナプキンは2枚重ねになっているはずなので、下側の角を使って口元の汚れを拭き取りましょう。

汚れた部分は内側に折りたたんでいき、外側のナプキンで被せるようにして隠しましょう。
そうすれば、拭き取った汚れが自分の服につくこともなく、周囲に汚れが見えてしまうということもありません。

汚れた部分が丸出しになっているとマナー知らずと思われてしまうかもしれないので、十分注意してくださいね。